株価が上昇してくると、強気になって取らぬ狸の皮算用なんかしてな、楽しい時間を過ごせるんだ。
ところが上昇した株は、いつか必ず下落に転じる。
その株式の突然の悪材料で急落したり、世界の状況が悪化したりな、いろいろな材料で下落する。
もちろん上昇のプロセスでも、買われ過ぎたら下落するしな。

もう20年も前になるんだが・・・あの日本市場のバブル相場な。あれは、本当に凄かったらしいが、あの相場のチャートを見てる限り、天井サインがマジでほとんど分からない。あとになって株式投資の教則本とかに「このサインを見逃したらいけません」なんて書いてあるんだが、あんなの、誰も分からなかったわけだよ。

なんで、こんな話をするかというと、今の日経平均の日足見て、プロはどんなこと思ってるのかなって興味があるんだ。
nik
先週は3686DLEの現物ポジを閉じて、金曜には6758ソニーを9000株空売りした。確かにソニーのチャートをみると、レンジ相場で戻りそうな雰囲気だったんだが、どうしても今回の決算がそれほどいいとは思えなかったし、場合によっては「材料出尽くし」で売られる可能性は非常に高いと読んだ。決算発表は11月1日だ。

同時に、日経平均の日足が「十字線」を切ってくれたら面白いと思ってたんだよ。後場順調に上昇して陽線のコマになりそうだったんだが、引けに売られてこうなった。これは俺の教科書では「三手放れの寄せ線」という奴なんだ。コマになれば「宵の明星」というらしいが、天井サインという意味では同じようなもんだよな。
だが、米国市場が堅調で日経平均CFDも上昇しちまって、ほとんど「ダメかぁ」と諦めてたら、クリントンのメール問題をFBIが再捜査するというニュースで急落したんだ。値幅はたいしたことはないが、とにかく月曜はこの問題やら、原油下落やらをまずは織り込む位置でスタートするだろ。

それでな、改めて感じたことは・・・チャートの妙というか不思議というか・・・もし、月曜に日経平均が陰線を引くとすると、この十字線はたとえ短期だとしても「相場の転換点」を意味するわけだろ?これが、本当に不思議で仕方ないわけよ。

それがな、この日足を見ても、ほとんど誰も・・・「過熱感があり過ぎて急落注意」なんてコメントが出てなかったわけよ。日経平均は年内¥19,000だとか¥20,000だとか、威勢のいい話は山ほど出てきたが、来週は急落に注意なんてのは一つもなかった。少なくとも金曜の大引けまではそういうコメントは一切なしだった。だが・・・

こんなの、どう見たって、過熱し過ぎでしかも金曜の出来高が急増したろ?これで一旦は調整するだろうなって俺は思ったし、それを素直に投資行動に反映したんだがな。今の時期、こんなにトントンと日本株が上昇するほど好材料があるわけでもなくて、なんだか騙し上げの様な気がするんだよな。強いて言えば為替だけで、円安期待が支えてる部分があるけどな。だが、ドル円は株価連動だから、思ったよりもあてには出来ないはずだ。

それと、今回な、円安が¥106、¥107と進んだとして、そのプロセスで海外勢は日本株を買ってくるか?って思いもある。そこでドル円と日経平均を相対比較した例のチャートを再度眺めてみる。
nikkekawase

これなぁ・・・・。何度見ても嫌気がさすんだが。まず青丸で囲ったのは今年前半の日本市場で、為替と連動していたよな。ところがだ、クロダ日銀がETF買い増額を発表して、買いまくったら株価は高値圏を維持しちまって、これだけ差がついてしまったんだよ。この「差」がつまりは「海外勢の儲け」ってことになるよな。(日銀は)何を勘違いしてるんだか知らんがな、ETFを買って株を支えると、金融緩和効果がある、なんて「寝言」を言ってるわけだよ。個人投資家は、引っかかってる株を多少は売れただろう。そして短期は多少獲れただろう。だが、大半は海外勢の懐に転がり込みそうな気配なんだ。

こんなとき、「売り材料」が出たら、普通海外勢は利食いするだろ!?いま、日経平均とドル円の相対比較では、最大レベルの「差」が出てるんだ。こんな時だからこそ、一旦は3686DLEの現物ポジを閉じることにしたんだよ。11月になると、米国のファンドはリポジションをする。決算対応なんで、どうしても益出しするわけだよ。
外人が益出しする、と言えばどう考えても6758ソニーじゃないの?(苦笑)

 

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