デカチチが戻ってきた。
「師匠、ただいま!ねぇねぇ、これ!食べましょう」
そう言って紙袋から取り出したものは・・・
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「小さいの、オマケしてもらっちゃったぁ。ケラケラ」
「久しぶりだよ」
「九州の蜜がたっぷり安納芋だって。ケラケラ」
「なかなか、美味い!」
「甘くてやわらかくて、美味しいね」

このところデカチチは午後になると、せっせと引っ越し先で必要なものを準備したり、買いものしたりしてる。もちろん俺がザラバで昼間はつきっきりだから、大半の仕事はデカチチの担当。
引っ越し業者との打ち合わせ、新居の見学やら点検もなぜか嬉しそうに出かけて行くんだよ。それで夕方帰宅すると、何やらメモ帳に書きだしたりしてな。まだ、1か月も先の話なんだが、そわそわしてるんだ。
もっとも、最近は投資をやらせてないからな。何もしないでいるのは手持無沙汰なんだろうから、ちょうどいい仕事になってる気がする。
もともと仲介者が俺の知り合いの不動産屋なので、変な気づかいをしないで済む。こちらも言いたいことを言えるし、できるだけ快適に、と気を使ってくれもしてる。そして家主との交渉もすこぶるスムーズに運んだし、言うことなしだ。

ただし、時折様子を見に来るこのマンションの家主が、とても残念がってるんだよな。最初は嫌味事の一つ二つ言われもしたけれど、いまは観念してるんだ。それで、僅かに4カ月で退去するとあって、敷金の使途についても、まぁ、こちらが文句さえ言わなければ、波風は立たないだろうけど。
先日も、デカチチの留守の時に現れて、仕方ないからお茶を入れてしばし話をしたんだが・・・興味深そうに「いくつ歳離れてるんだ?」と聞いてきたんで「一回り」と答えたら、「羨ましいね」だって。
他人様の目にはそう映るんだろうなぁ。

たまたま、デカチチは信金勤めで金融関係の知識があったこと、株式投資をわりとすんなり始められたこと、で会話が比較的スムーズだからよかったけれど、その他の面では多少価値観の違いはあるし、所詮他人なのだから、考え方もかなりズレることもある。なので、単純に若ければいい、というものでもないしな。

ただ、最近は俺にも悩みがあるんだよ。この現状を娘達に伝えたものか、凄く迷ってるんだよ。もちろん、伝えるべきなのは分かっているんだが、活字で伝えても伝わらないことは多いだろうし。さりとてもう4年以上も会ってない娘に、どう伝えていいものか、分からないんだな。
親だから、カネの苦労でもしてなきゃいいけれど、とそればかり気にかかる。実際、去年の秋に何もしてやれなかった前の女房に渡そうとしたが、「そういう問題じゃない」というニュアンスで断られてしまった。

自分の生活はまぁ、いいとして、子供たちや、デカチチはもちろん、その家族とか、別れた女房とか、実家とか、そういう俺の為に心痛をかけてしまった人たちに、どうやって返したらいいのかな、と考えるんだよな。とにかく、今は、少々のことで萎えてる場合じゃないんだよな。気持ちが折れるまで、何としてもこの相場で勝たないと・・・。

そう思ったら、萎えた気持ちが復活してきたんだ。もう俺は以前の負け犬のような俺じゃないってな。誰にも文句言われないだけ、過去を全部清算できるだけ、俺はこの相場で勝つ!なんて、ドラマのようなイメージで、気持ちが奮い立ったりしたんだよ。
こんなところで、落ち込んでる場合じゃないし、いま、今回の「空売り戦法」と「相場」の波長があってるしな。この期間だけでも、思い切って勝負していかないとな。

また、自分で勝手に肩に重荷を背負いてるよ。

 

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