カチチは元信用金庫のOLだった。支店の窓口をやったり本店の営業部勤務も経験してるらしいからな。なのである程度の金融知識を持っているんだ。
上司からセクハラを受け始めたころ、知人の紹介で知り合ったわけだが、その時「株式投資について」御話を聞きたいと。信金を辞める決意をして退職金が何がしか出るんで運用したいと思ったらしい。
それで、そこからの一連の経緯は表のブログ「株・修羅の道」に書いてきたんで割愛するが、たまたま勧めた7148FPGで爆益になって・・・。そんなラッキーな女性だったわけね。以来、いままでほとんど負け知らず!「損」ということを知らない人なんで、株式は資産運用できると、信じてるわけだ。

そんな(実質的には)女房をもらったわけだから、俺との会話でも頻繁に金融の話になるわけよ。しかも、(実質的には)亭主がトレーダーなんだから、なおさらだ。今夜も堅調な米国市場を見ながら、よく冷やした白ワインを頂きながら・・・
「師匠、アメリカの株っていつまで上がるの?」
と聞いてきた。
「どうして?」
と聞き返すと、
「アメリカが上がれば日本も上がりつつけるんでしょう?」
と。
「そうかもしれんけど、またどうして?」

デカチチは信金時代、40歳くらいまでOLだったから、所謂「お局」扱いだったわけ。なので、いきおい教育係とかさせられて、同性の若い子からは結構慕われてたらしいんだ。いまでもときどき、そういう部下達から連絡があったりして、時々会いに行ったりもしてる。
その時に、「運用なら株すれば?」くらいの軽口をたたいてしまって、それが気になってると。ちょっとな、出来るぶってしまって気になってるらしいんだ。

「投資話はさ、絶対にしない方がいいよ。株式投資なんて無理だし、投信も駄目なの、よく知ってるだろ?」
「そうなんですけど・・・でも独身で結構な歳になっちゃうと頼れるのはお金だから・・・」
「そうさ、だから投資は駄目なんだって」
「ですよね・・・私は師匠がいたからたまたま・・・でも、自分では失敗したと思うし」
「友達に勧めたの?」
「勧めてはいないけど、ちょっと自慢しちゃったかも。ケラケラ」
「気持ちはわかるけど、適当に流しておかないと・・・」
「今度連絡あったら、ぼかしておきます。」
「そのほうがいいよ」

とその時、ダウが急落を始めた!
「おいおい、何かあったぞ!」
「うわーーーっ!怖い!」
「だからさ、今はヤバイってこと、分かるだろ?」
「怖すぎる」

投資に関する話というのは、難しいんだよな。こんなブログでさえ、人の行動を左右する場面だって十分にあるかもしれんしね。投資は自己責任というけれど、情報がないと投資行動は出来ない。必ず、何かの情報に依存しないと出来ないわけだから。それが、人の話だったり、書き物だったり、する場合だってある。特に近しい人からの体験談は、大きく影響するに決まってるからな。

俺にしたって最近は事業の準備というか情報収集もしながら、こうしてほとんど毎日夜中の米国市場のザラバを見たりして、書くことで自分の考えをまとめたりして結構な重労働。ほとんど部屋にこもりきりの生活してんだぜ。そのくらい神経と時間と労力を費やさないと、怖くて株式投資なんぞできんのよ。今年に入ってからは、建て玉が億を超えてるし・・・。俺としてもこの夏から秋にかけては正念場だと思ってるわけだが、同時に毎日ビビりまくりだよ。投資ってのは、そんな世界だからさ、世間でいうように「資産の安定運用はおまかせください」みたいな、そんな絵空事なんかないんだぜ!

会社とか大きな単位では、安定的なのかもしれないけど、それはさ、個人レベルの個々の投資の集合だからそうなんで、個人にとってみれば、それぞれの投資が問題なわけでな。甘い世界じゃないと思うわけだ。だから、安易に人に勧めたりするもんじゃないし、そこそこ勉強して準備もしないと、ザラバには出ていけないさ。

「師匠はこれからどうなると思ってるの?」とデカチチ。
「もう限界だと思ってる。雰囲気はリーマンショック前に似てるしな」
「そうなんですね・・・だから危ないって?」
「だから、と言うわけでもないけれど、いつだって危ないけど、今回は特に危ない」
「どうしてそう思うの?」
「金融政策の転換期だから。しかも、初体験!」
「何がですか?」

デカチチが十分に理解したかどうかは分からんけど、リーマンショック以降世界中の中銀が市場から債券を買いあさってひっかかった不良債権の処理をやらかした。こんなもの、日銀のETFどころじゃなくて、資本主義、自由主義では「禁じ手」なんだよな。そうやって金利は史上最低レベルになったわけだが、今度はそれを売却しようと言うんだから溜まらんよ!もうすでに、米系の投資銀行やらファンドでは、そういう動きというか準備は確実に始めてる。

もちろん債券だけじゃなくて株式も同じ。もう二度とサブプライムショックの時のような危機的状況には陥りたくないって誰もが思ってる。これは世界中の投資家の共通した認識なんだ。しかも、テーパリングなんてのは、誰も経験したことないわけで、どうなるのか全くわからんからな。何がトリガーになってマーケットがどうなって・・・未知との遭遇ってやつだよ。

結果が予想できる危機は、危機じゃないと言われるよな。あのサブプライムショックの最も恐ろしかった部分は、影響が計れなかったというところだった。しかるに、テーパリングだって、何がどうなるのか誰にもわからない。けれども世界中の投資家は二度と御免だ、という認識は一致してる。となれば・・・

ひとたび心理が傾けばどうなるか・・・
そんな状況で、個人が長期的に資産運用だなんて、有り得んからな。

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