はさ、いい歳して馬鹿みたいだが・・・どうしてもオヤジを許せないというか、オヤジの生き方を認められないというか・・・。性格も、そして根性も、いまだに許せないんだよ。うかうかすれば俺も還暦になっちまうような歳で、オヤジは82歳になって、老いてすっかり昔の面影はない。
けれども、オヤジの人生は矛盾に満ち溢れていて、その行動は自己中心的というか、他人のために行動するという概念すら持ち合わせていないんだよなぁ・・・。

オヤジの行動や言動は、自分がどう感じるか、のアウトプットでしかない。女兄弟で唯一の男子だったことも、依存性の強さを通り越している。身の回りの世話も、焼かれるのが当たり前と考える人。虚飾に満ち満ちた人生。そんなオヤジの行動にこの歳になってなお翻弄されている俺を、別れた女房は快く思ってはいなかった。というか、半ば呆れていた。

オヤジはね、高校球児だったと聞かされて育った。けれど、事実は1ヵ月ほど野球部に在籍しただけだった。子供のころ、オヤジとキャッチボールしたが、いつも下手だと馬鹿にされた。たかが野球、されど野球、でもやはり人生においてはたかが野球なんだよ。俺は野球なんか好きじゃなかったしな。丸いボールを丸いバットで打つことがなぜか美化され、賛美され、憧れのスポーツになっているけれど、俺はそもそも、そのこと自体に嫌悪感を感じるんだよ。けれどもオヤジは自分が野球少年で野球部を継続していれば、プロにも行けたと子供の俺の前で豪語した。

オヤジは読書好きの文学青年だったと聞かされて育った。好きなのはへミングウエイにスタインベックにランボー。米国文学にフランスの詩人。俺は小学校の頃からそう聞かされて育った。「誰がために鐘は鳴る」「老人と海」へミングウエイは売れない記者で、傭兵で、退廃的で、怠惰で・・・。文章修業が足らなくて(記者のように)短いセンテンスで小説を書いたら、簡略でいいと称賛される。

確かに、娯楽小説ではあるけれど、へミングウエイの人生を楽しもうというくらいしか伝わってこないし。俺が最も好きだったのは絶筆になった「海流の中の島々」で、死後に女房が加筆したりして、退廃的な文学にたどり着いている良い作品と思ってるけど、オヤジは読んでもいなかった。

つまり、オヤジはプロ野球にあこがれて、小説家にあこがれて、それでも家が貧しくて大学進学も出来ず・・・。それを、俺にそうやって伝えるならまだ分かるが、綺麗ごとの部分だけを剥ぎ取って子供の俺に披露していたに過ぎなかった。
東京へ奉公にでたが、我慢できず帰郷して地元企業に職を求めた。そこで母親と知り合い結婚。結婚生活は10年程だったか。家が貧しくて、姉と妹が精神障害を抱え、家計を圧迫したことを理由に商売を始めたという。その事業はただ、高度成長の波の上に乗って順調に拡大したのが、いけなかった。そのころから俺の記憶には断片的ではあるものの、しっかりと残っている。

オヤジが商売が順調になってきても真っ先に考えたことは離婚だったし、離婚したときにはすでに新たなお目当ての女性もいた。数か月前、オヤジに「なぜ離婚したんだ?」と聞くと、「女房のやつ、男と逃げた」と俺に言った。ちょうど俺がその母親の介護で悪戦している時で、そうした両親のしでかした付けを俺が拭くのか?と嫌気がさしていた時期だった。
けれど、自分に女がいたことはいまだに何一つ言おうとしない。自分は善人だ!と言わんばかりの言動を80歳をこえてなお、続ける人間を俺は信じらん気持なんだよ。
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