「市場心理は景気拡大期の終盤に最も強気になる傾向がある。市場心理が強い時には悪いニュースに対しても抵抗力を示す」
とGSのアナリストの言。これはまさしくその通りだと思うし、まさに今の相場状況だろ!

米国市場が悪材料を無視する相場に突入したのが4月の中旬で、トランプが北朝鮮に対して軍事行動をするの、しないの、と盛んにアジってた頃。あの時、韓国の在韓米国人に対し、出国処置が取られなかったことで株式市場は、トランプのブラフと見切り、あれ以来政治情勢(地政学リスク)を一切無視したままだぜ。一度だけ、米系のヘッジファンドがフランス大統領選挙に絡んで大きなショートポジを作ったが、これもマクロンが当選して呆気なくカバーされてしまった。

それが、徐々にエスカレートして、いまでは景気指標や雇用統計でさえ、まともに織り込まない相場になっちまってるし、FRBの利上げやテーパリングに関しても株式市場だけでなく、債券市場さえもほとんど無視してる。そして株式市場が見ているのは企業業績のみ!景気指標がどうあれ、企業業績さえよければ何の問題もないという割り切りが感じられるよな。

だからこそ実際に米企業の中間決算は好調だったことで、バカンスシーズンに突然巻き起こった9日連続での史上最高値更新という真夏のラリー!こんな展開になって株式の運用者はどんな気分でバカンスをとってるのかな?と想像したくなるよ。もしも、俺がファンドの運用者なら・・・おちおち酔っ払うことも出来んぜ!(苦笑)

というわけで、連日恐ろしく強い展開が続いている米国市場だが・・・こんなものはいつか途切れ、調整の局面になることは、100人が100人とも分かってるはず。だが、アナリストにしても運用者にしても、こういうときに「相場が急落するかも」と主張出来るだけの材料がないからな。投資家にはそういう声が聞こえて来ないから、疑心暗鬼でありながらカンカンの強気姿勢を崩せないんだろうな。

株式相場は、マジョリティーにつくかマイノリティーにつくかの選択、と言われるけれど、こういう場面で確固たる行動がとれなければ、駄目なんだろうなぁ、とつくづく思う。こういうときは当たり前だがマジョリティーが負ける。その時期は分からんけれど、この状況に危険を感じないようなら、市場ではいつか必ず痛い目に会うと思うぜ。

米国ダウは10連騰、9日連続史上最高値更新!青天井相場!

リスクは日に日に膨れ上がっていく!
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