よいよ目先、相場が煮詰まってきた気がするぜ。
だが、表のブログにはあまり相場の急落予想は書けないんで、こっちに今の俺の本音を書いておくことにする。なにぶん相場の予想なんで読み流す程度にしてください(どうせ当たらんと言われるから)。

まず、目先日米相場は、カリカリだよな。それでも米国市場に関しては、史上最高値圏で動くに動けない様子見モード。もちろん原因はトランプ減税案で、現在提出された共和党案に対して下院修正案、上院修正案として審議中なんだが・・・どうやら目玉の法人税減税にたいして、紛糾してるらしいんだよな。原因は言うまでもなく代替財源が不透明なことに尽きる。レパトリは当てにならんと言うこともあるし、細かいものを掬いあげたところで、埋め合わせには程遠い状況。なので、結局議会(上下院)の妥協案が出来たとしても、それをトランプ大統領がどうやら認めそうにないってな。徐々にそんな見方が出てきてる。

言うまでもなく現在の米国株の水準は割高もいいところで、非常に落ち着きが悪いからな。株価の根拠は減税による企業業績の向上を織り込んでるわけで、減税案に失望すれば、当然売りこまれることも予想出来るよなぁ・・・。

もちろん、企業業績は今の35%の法人税下でも好調なのは否定できんけど、それだけでは今の株価水準はカバーできんよ。そして、とにかく11という時期が悪すぎる。米国は年明けから新年度なので、現在の審議は2018年度導入のギリギリの攻防なんだが・・・早くも1年延期案まで飛び出してる始末。
そうなればさ、ファンド決算、機関投資家決算は12月なんで、当然益出しされるわけだよ。

法案審議の結論は9日ないし10日には出る予定。もしもネガティブな内容が9日に出てしまうと、日本市場は10日(金)がSQなんで、先高観を失った形で迎えることに成りそうだから、非常に厄介だ。このところオプションの清算価格の形成でガタガタなんで、8日の寄り前だって油断できない展開になるだろうしな。とにかくギリギリの攻防なんだよ。

というわけで、トランプ大統領は中国と北朝鮮問題で、何らかの確約を取り付けるべく躍起になっているが、減税法案の修正内容次第で日米の株式市場がヤバイことになる可能性も否定できんよ。

それともう一つの懸念は、米国での短期金利の上昇と長期金利の低迷で、要するにFRBの12月利上げが確実な状況で短期金利は大いに反応しているけれど、逆に長期金利は、たとえば10年もの国債などに資金が流入し続けている状況があるということだろう?資産運用という側面では、利率の高い短期債や株式等のリスク資産を警戒して長期国債へ徐々に資金シフトしているということで説明するしかない。

9984ソフトバンク傘下のスプリントが(表面上の)好業績にも関わらず、Tモバイルとの合併中止で叩き売られたけど、理由はそれだけじゃない。同社は大量のジャンク債発行を行っているから、投資家はそのことを懸念したんだと思うぜ。ただでさえ短期金利の上昇でジャンク債価格が低下して、旨味がなくなってきてる。その上FRBの利上げじゃ堪らんという選択だったと思う。
つまり、経済絶好調、株価も絶好調と見える米国で、債券市場はかなり同様し始めてるってことだろう。

そういうことを考えてみれば、運用資金の流れは、この処の米国株高の最中でも、ゆっくりと確実に長期国債へシフトしてきている流れが見える。もうすでに資産運用の側面では、完全にリスクヘッジモードに突入しているとみてほぼ間違いないぜ。

さてさて、そういう状況で、今回の減税案が議会を通過するのが困難か、または大幅な譲歩案になって失望を誘うようだと、状況としては非常にヤバイ。
そして米国で長期国債が買われてるということはつまり、金融機関は顎が出そうだということ。その流れが日本にも波及して、このところのメガバンク軟調になってると、俺は理解してる。

サウジ資金もキナ臭いし、北朝鮮問題も何らかの結論が出そう出し、世界経済はいよいよ大詰めを迎えてるのかもな。8日には全力買い建てをして持ち越してるけれど、今日(9日)は前場に一斉手仕舞いする予定。
ヤバイ、ヤバイ、俺としたことが、全力でリスクを取っちまったよ。あと3時間、米国市場がこのまま引けてくれと祈るのみ。

あ~神様!なんとか無事で脱出させてください!
(って最後は神頼みかよっ!苦笑)
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