大アメフト部の今回の事件とスルガ銀行の事件は異常に酷似してないか?
アメフト少しみてれば分ると思うけど、試合に勝つにはとにかくパサーのQB(クオーターバック)を抑え込むかが鍵になるのは明白で、どうしても勝ちたいからとにかく潰しに行け!ってのが、監督やコーチの意向だったのは明白。
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スルガ銀行の場合も、法人融資を止めてリテール(個人)に的を絞って営業すれば、引当金は少なく貸付金利も高いから、全体の業績が上がる。だからこそ、現場に対してリテールを推進してる金融庁曰く「地銀の優良行」ってお墨付きをもらえた。けれど、作戦としては、リテールと言っても不動産絡みにしないと融資金額が掃けないからな。そこで、直接企業向けに貸し出したら高利は取れないしリテール推進にならんから、今回のシェアハウスのようなサブリースに飛びついたわけだよ。QBの代わりに個人を連帯保証人をとって潰しにかかったってことだな。

それで日大は、監督もコーチも「怪我させろとは言っていない」「思い切って行け」という意味だ、と言い逃れに必死こいてる。これもスルガ銀行と同じで、ろくな内部調査はしないは、関連した役員は退職させるは、と散々隠蔽工作した挙句に、引当金を積み増したから大丈夫、といまでも言っている。今日、日大の学長はようやく会見して、謝罪っぽいことを言っていたけど、スルガ銀行はあくまでも個別案件で済まそうと必死になってるし、他の案件に波及するのを極端に恐れてる。

面白いのは金融庁の森長官が、ここ2年くらい地銀の再編成の旗振りをやってきて、外貨建て投信や保険の高手数料の販売を「顧客無視」と非難してたこと。確かに、これらの金融商品は手数料が半端なく高いし、リスクは強烈にあるし、少々の利回りじゃとても買えたもんじゃない。だが、それを否定したところで、業務体質改善というのが、スルガ銀行のサブリースに対するインチキ融資じゃ、話にならんのよ。けれどもそのスルガ銀を称賛していた森長官は、この問題をどう決着するつもりなんだろうね。

結局、日大も父母会が現役選手達の意見をまとめて発表するとか、ますますエスカレートしてゆく気配だし、東京商工リサーチの発表で、サブリース以外の他の不動産絡みの物件でも、そして報道されてる3支店以外でも同様の不正融資があったとなって、ロングファンドがいよいよ諦めに入ってる。

俺はさ、この二つの問題は結構注目してるんだよ。いままでなら言い逃れの謝罪会見でチョンだったよな。でも、森友とか加計とかで執拗に追及したら本来出るはずのない財務省の改ざん問題がボロボロでてきたり、防衛省ではPKOの日誌が大量に出てきて、隊員はまさに戦場の真ん中にいたことがばれたり、そういう社会の風潮になってきてる。なので、日大も学長辞任くらいしないと収まらんだろうし、スルガ銀行も長期間の業務停止とか、厳罰で臨まないと収まらないだろうと思ってる。

両方とも世間ではそれなりのブランドを確立しているから、今回はマジで相当にヤバイし、特にスルガ銀行は、今後経営が非常にヤバイだろうから、膿を出し切ったら吸収合併しかないだろうと思ってる。そうならないまでも、業績不振や不祥事に対する株主責任は追及されるよな。
スルガ銀行は高収益体質という触れ込みだったから外資ファンドの持ち分が他の銀行と比較しても突出してるし、国内機関投資家もファンドも基本はホルダーだけど、刑事告発がもしも受理されたら、運用条件逸脱で一斉に処分してくるだろうと睨んでる。
 

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