日本がコロンビアに勝った!いやいや、予想外の番狂わせ、と海外では報道されてるらしいが、こういうことがあるから勝負事は面白い!なんてノー天気に言ってる場合じゃなくて、これが相場なら予想に反するってことは実害を伴うわけだから面白いじゃ済まないぜ。
けれども、ワールドカップ予選は実害はないからな。日本人としては勝って素直に嬉しいわな。

が、その一方で、世界中の株式市場は米国の貿易政策のせいで悲鳴を上げてるぜ。なかでも阿鼻叫喚の暴落に見舞われたのが中国上海で、当局者は「投資は冷静に」となだめるのに必死だ。
(中国上海日足チャート)
syannhai

中国の当局者はこのチャートを見て冷静になれると思ってるのか?ってな。出来高を伴った下離れ大陰線なんだぜ。この後どんな状況になるにせよ、この場面では売り抜けた投資家が正解にきまってるやん。今回の貿易戦争はまだまだ先が見えない状況なんで、ここで売るのを躊躇ったら、完全にチャンスを逸したも同然ってことになる可能性のほうが反発よりもはるかに高い。
そりゃさ、流石の博打好きの中国人も今夜あたりは相当にビビッてるだろうな。

今日は日本代表の試合だったというのに、日経平均¥401も下落して水を差した格好。ダントツで商いが多かったのは4385メルカリで初値¥5,000からS高¥6,000へ。そのあとにデイトレ組が利食いして¥5,300で引けた。日経によれば、今日の買いの主役は海外勢だったと。ならば、今夜あたりの米国ダウやナスダックの状況次第では、日本ーコロンビア戦のような番狂わせも明日はあるかも、と警戒すべき。米国ではこういうIPOはことごとく成功したみたいだが、それも金融緩和ジャブジャブという地合いがあってこそだろ?今は、まったく正反対の方向に向かってるんだぜ!

もっとも、メルカリに資金が集中すればするほど、225主力銘柄に資金が入り辛くなる。それを端的にあらわしてるのが7974任天堂のチャートだと思うのよ。225主力銘柄は、貿易戦争懸念で片付けられるけど、直近でブリブリの3092スタートとか(メルカリ上場で)出尽くしを喰らった2497ユナイテッド6534DAコンソーシアム2433博報堂なんかはどの道売られるだろうし・・・。とにかくマザーズやジャスダックの小型人気株、一部鞍替えを果たした人気株はどれも高過ぎるからな。そう言うのはどこかで訂正されんとな。


あのノーベル賞経済学者のポール・クルーグマンは、トランプの貿易政策の影響を投資家は軽んじ過ぎてると言ってる。また元財務長官のローレンス・サマーズはFRBの利上げを批判してるし、これまた投資家は慢心してると言ってる。クルーグマンってのはもともと貿易理論の経済学者で、サマーズはマクロ経済学ではもっとも信頼できる学者なんだよな。だからトランプは政治のために経済を葬ろうとしてて、そのことに投資家が余りに鈍感過ぎて、気付いた時は後手に回ってそのことが市場を暴落させかねないと言ってるわけよ。

まぁ、狼少年的な話になっちまうけど・・・今の状況がトランプのディールだって思ってて、それが気が付くと本当に世界経済がヤバイ状況になってた、なんてなることだって十分にあるわけで。この局面、出来ることなら「買い」は避けたほうがいいかも。

ちなみにもうひとつ。金正恩はまたしても中国・習近平に会いにいってるよな。あれってはっきり言って「ちゃぶ台返しの準備」かもな。いくら仲よくしても米国は制裁解除をしてくれんし、カネは日韓にもらってくれって言うし、それじゃ意味ないけどどうします?みたいな相談かも。一方近平だって貿易問題で苦しめられてるし、トランプ野郎にどう立ち向かうか作戦会議してるのよ。ってことは、トランプがやり過ぎたら怒涛のネガティブサプライズがこの辺りからもたらされそうで怖いぜ。

そのくらい、今の状況はヤバイってことだよな。
 
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灘株太郎 今は亡き師匠にささげる私的連載小説!
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