毎年この季節になると、ノーベル賞騒ぎだよな。いつもの通り日本人のノーベル賞受賞者が出ると、メディアは大騒ぎになる。受賞者のエピソードとか経歴とかを、なんかこう騒ぎ立てるんだよね。そりゃ学者にとっては大きな名誉であることは分かるけど、過剰な感じがちょっとなぁ・・・。他の賞では騒ぎにならんけど、なぜかノーベル賞は特別みたいだ。

海外ではどうなんかな、と思うよ。たとえば途上国なんかだったらそりゃ国をあげて祝うという気持ちは分かるけど、日本は今回の本庶氏で24人(日本国籍保有者)目で、他国の国籍を有する日本人を入れると28人目となる。ちなみにこの賞は、欧米人優勢なのはミエミエで、

1位アメリカ 352人
2位イギリス 119人
3位ドイツ 82人
4位フランス 58人
5位スエーデン 32人
6位日本 23人
7位スイス 22人
8位ロシア(ソビエト)20人
9位オランダ 17人
10位イタリア 14人
ってことになる(2017年時点)。
このランキングを見てもノーベル賞というのは、そういう賞なんだ、って感じるね。

それで、凄く気になるのは評価のポイントがスエーデンのノーベル財団が指定したスエーデン王立科学アカデミーが選定機関となり授与されること。よくわからんけど、アカデミーが授与と言えばそれで決まるんだよね。けれど歴史もあって権威付けも最高ランクだから、これを受賞したら相当の伯がつく。いや付いてしまうのよ。

けれども、業績の評価は多様性があっていいし、同じくらい貢献してるのに賞に漏れた人などは、辛いだろうし。そういう評価を勝手にして、勝手に人生を捧げるほど努力してる人の評価を決めてしまう、みたいなそういうことって俺は好きじゃないね。受賞できた人はいいけれど、どうなんだろうねぇ、そのあたりは常に微妙だろ?

あのips細胞の発見だって、実務はスタッフの女性研究員のお手柄だっていうし。何億通りも想定できるパターンをしらみつぶしに実験してるわけだからねぇ、これを評価しないわけにもいかんだろうと思うし。範囲を世界に広げたら、ものすごい数の研究者が凌ぎを削ってるわけで、なかなかノーベル賞ってのも罪つくりだねぇ。

やはりさ、人生は運・不運に常に翻弄されるものらしい。決して実力があるから、誰にも負けないほど努力したから、成功するっていうことではないね。けれど成功した人は必ず努力してる、なんて言うけれどそれもなんだか怪しいね。
成功した人が、たとえばアスリートが大きなタイトルを獲ったりしてさ、コメントで「決してあきらめないで努力してください」なんて言うけれど、あんなの奢り以外の何物でもないよ。そんなアスリートになるなんて限りなく僅かな確率だからな。それでも彼らは子供たちに「諦めるな!」って平気で言うだろ?それって特別な能力や才能を持ち合わせない子供達にとってはかなり惨い言葉だって思う。

人の評価に翻弄されるような人生は止めたほうがいいって俺なんかしみじみと思うからね。そういうの、自分を見失うから幸せじゃないよきっと。
そういう意味では株だって、儲けることができたってそれは運だよ。不運な星周りになれば、何をやっても裏目に出ちゃうし、それはどうにもならないことなんだよな。だから、俺もいろいろ考えちまう。あの何人かの有名な個人投資家のような器量は俺にはないし、今の運は過去の不運の裏返しだと思うし。努力では勝てないのが投資の世界で、運が来なければどうにもならんからな。勝って贅沢しても所詮それはそれだけで、大切な人は去っていくだろうし。失うものの大きさが見えなくなる。

もうそういう思いは二度としたくないしね。「師匠」を書いてると、泣けて来るからなぁ・・・。
 

これを出してくると思ったぜ!というか今の不確定要素の塊のような相場でははっきり言ってこれしかない。俺のワンナイト・ギャンブルもこの範疇だからね。 これは大推奨だな。
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