今回の米国市場の急落では、投資家は債券の金利上昇(価格下落)を嫌がって売っているし、そのロスを埋めるために株式を利食いしているという構図なのは、はっきりしてるのよ。だから、とにかく株式市場を見るうえで、絶対に注意しなければならんのは、為替でもなく米国債10年物金利でもなく、ハイイールド債(ジャンク債)HYGの動向なんだよな。
(HYG1年日足チャート)
 hyb
これな、なんとか米国経済の好調に支えられて1月の急落以来レンジ相場を形成して耐えてきた、と言ったほうがいいんだろうけど、流石に7月に米国債10年物金利が3%を超えた時には、底割れした。けれどもその時には3%超えが長続きしなかったから買いが入って戻り相場を演じたわけだが・・・。

今回はそう簡単に10年物国債が買われるような状況とは思えんからな。
11月には米国中間選挙があってその結果を見極めたいという投資家は多い。おそらく現在のトランプと共和党はかなり苦戦すると見てるわけよ。そうなると、現在の政策そのものが怪しくなるばかりか、12月のFRB利上げが意識されるからな。その辺を見極めた投資家がHYGを手放すのは当然のことだろうと思うわけよ。なので、この陰線3本が止まるか、はたまた加速するか・・・それによって来週の米国市場の動きが左右されるだろうということは、はっきりしてるね。

今の時点では、株式市場は単純に調整局面と見られてる。けれども、HYGがこのまま止まらずに下値のレジストラインを割り込んでくる、ということになると、今回の株式市場の下落は調整では済まない可能性もかなりあるってことだよ。
実際、金利上昇の影響は、たとえば自動車販売などはかなり影響を受け始めてるし、住宅も同様。そして、なおかつ米中貿易戦争で物価が上がりはじめてるこの時期に、債券が売られるのは当然のことだからな。でも、債券市場の規模は、リーマンショック以前とは比較にならんほど膨れ上がってるし、個人のファイナンスも低金利下で目いっぱい膨らんでるわけよ。もちろん、企業は業績も良いけれど債務も急激に膨張してるわけで、それらの資金は社債で調達されてるということを考えると・・・

今のこの状況はもう少し危機感があってしかるべき、だと俺は思うのよ。FRBのFFレートは短期国債に一番影響する。そしてジャンク債は短期国債の影響を受けやすい。となれば、このままレジストラインを割り込む可能性は、想定以上に大きいと見るべき。そして、債券金利全般が上方にシフトした時に、企業業績がどれほど耐えられるか?ってことが争点になっても不思議じゃないのよ。

その辺がさ、リスクである上にタイミング良く原油は上昇するし物価も上昇してしまうという状況下で増幅されかねん。冷静になると、かなりヤバいタイミングであると、俺は感じてるけどな。
ここはさ、米国の債券金利が落ち着かんと、なかなか「買い」で勝負できないと思うぜ。

日本市場では、米国長期金利上昇を好感してメガバンクが上値追いをしてるけど、これが下落するようなら要注意。非常に分かりやすい指標として使えるんじゃないか?と思う。俺は今のメガバンクの上昇をそう見てるのよ。マジな話、債券市場が揺らぐと、非常にヤバいことになっちまうからな。日々、嫌な予感が大きくなってく。

というわけで、そろそろ玉砕も覚悟の上で「売りの全力勝負」のタイミングは近いと見てる。もしかしたら火曜かもしれんし。とにかく月曜夜の米国市場を真剣に見ないとな(裏に本音は書くんで・・・苦笑)
 

これを出してくると思ったぜ!というか今の不確定要素の塊のような相場でははっきり言ってこれしかない。俺のワンナイト・ギャンブルもこの範疇だからね。 これは大推奨だな。
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