金曜の日本市場はよ、あれ、みんな買ったんだろうなぁ・・・と思うぜ。後場はかなり良く戻ったしな。米国市場も流石に今夜はリバウンドする、と思ったのかな。雇用統計もあったし、週末でもあるし、短期筋は手仕舞いしたんだろうけど、それに乗った個人投資家が多かったんじゃないか?けど、今夜の米国市場はこの様よ。

米国ダウ:▲$420(2:20am)
SOX:▲2.53%
日経平均CFD:¥21,389(約▲¥280)


雇用統計が(ADPと同じように)芳しくなかった。それが理由で下げてるとも言えんけど、需給が非常に悪い(上値のシコリがたっぷり)ところに持ってきて、雇用統計で寄り付き後はFRB利上げ観測後退っていうえせ記事も出てたから、上値を追う形になった。しかし、そこで「待ってました!」の売り物が涌いてきたってことだよ。みんな株式投資から逃げたいのよ。マジ、ヤバイ雰囲気が漂ってるしな。

今回、というか、今の状況は・・・リーマンショック以来10年にもわたった上昇相場、QEによる金融ジャブジャブ相場の終点だってこと。ザラバみて一喜一憂もいいけれど、もっと大きな視点では、一応きっちりとこの金融相場の上昇を終わらせて、その次を模索するみたいな、そんな分岐点だってことだろ。株なんてもんは、上昇相場なら高PERなんか平気なによ。だったら下げ相場では低PERになっても当然だからな。割安、割高なんていう理屈じゃ測れないと思うぜ。はっきりって非常に厳しい状況へこれから突入するんだっていうことかもしれん。


実際今夜の株価動向は俺にとっても勝負だったんだ。結構な売り建てポジを持ったまま、雇用統計に突っ込んだ。内心では51対49くらいで買い有利だと思ってたんだが、敢えて状況に賭けたというか、いつもの俺なら手仕舞いなんだろうけど、ここは勝負しようと思ったのよ。で、表にもレビューで書いたけど、「米国市場は下髭をなぞる気がする」ってな。それがいまのところ当たった(2時半)よ。

これで世界の状況は大きく変わったと思う。米中の貿易戦争云々じゃなくて、米中冷戦の始りで、来週はいよいよ英国とEUの冷戦も始るだろう。この戦いはコールドウォーなんだよな。経済で勝つか負けるか、次の時代の覇権をどこが握るか、どういう経済にするのか、の熾烈な戦争に突入してる。なので、アイデンティティの確立していない日本企業は、相当厳しくなる。先端部品とかハイテク部品の製造は日本はもちろん世界一の技術大国だけど、マーケットに直接訴求するようなアイデンティティがないと苦しいかも。その点で評価できる企業ってなかなかない。やはり7203トヨタなどの自動車なんだろうけど。6758ソニーは今一つ物足りんし、4901富士フイルムとかもいま一はっきり企業像が見えん。
 
まぁ、この局面は、世の中の流れに身を任せた投資しか通用せんかもな。大雑把に上か下かみたいな、そういういい加減な投資。個人がジタバタしても勝てんね。
 

これを出してくると思ったぜ!というか今の不確定要素の塊のような相場でははっきり言ってこれしかない。俺のワンナイト・ギャンブルもこの範疇だからね。 これは大推奨だな。
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